こんにちは!管理栄養士の野澤です。
最近コンビニやスーパーでもたくさんのダイエット食品を見かけるようになりました。
中には「低GI」と書かれた食べ物を見たことはありませんか?
今回は低GI食品とは何か、どうして低GI食品がいいのかを説明していきます。
そもそもGIって何?
GIとはグリセミックインデックスの略で、摂取後2時間までの血糖値の上がり方を計った数値です。上がり具合を1~100の数値で表し、GI値が70以上で高GI食品、56~69の間が中GI食品、55以下が低GI食品と定義されます。
GI値が低いほど血糖値の上がり方が緩やかになります。
血糖値が急激に上がると血中の糖を処理するために大量のインスリンが分泌されます。インスリンは血中の糖を処理してくれるのですが、同時に脂肪の合成を高め、脂肪分解を抑制する作用があります。したがって血糖値が急激に上がるとそれだけ太りやすくなります。
また、インスリンは大量に分泌されると効きが悪くなってしまいます。インスリンが適切に働かないと血糖値が上がったままになり、糖尿病のリスクになります。
低GI食品であれば血糖値の上がり方が緩やかになるためインスリンの出方も緩やかになり、太りにくくなるというわけです。
▼高GI食品と低GI食品の見分け方
では、GI値の高い食品と低い食品をどうやって見分ければいいのでしょうか?
見極め方はいくつかあります。
①精製されていないもの
一般的に流通している主食のほとんどは消化を良くするために余分なものを取り除いています。
その余分なものを取り除く過程でGI値の高い炭水化物が出来上がります。
例えばお米は精米の過程で外側のぬか層を取り外して白米になります。
除去する前のお米のことを玄米と言いますが、この玄米の方がGI値が低いのです。
(白米のGI値は88、玄米のGI値は55)
ごはんなら白米ではなく、玄米。パンなら全粒粉のパンなどがオススメです。
麺類ならうどんよりもそばの方が低GIです。
②食物繊維の多い食べ物
食物繊維は糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
サツマイモやオートミールなど食物繊維の多い炭水化物はGI値の低い傾向にあります。
③砂糖が使われていないもの
砂糖は精製された炭水化物の最たる例で、急激に血糖値を上げてしまいます。
朝食用の玄米シリアルなどはGI値が低いように見えますが、砂糖が使われていることも多いです。
砂糖が入っていないものを選びましょう。
まとめ
GI値とは血糖値の上がり方を数値化したもので、低GI食品ほど血糖値が上がりにくくダイエットにも健康にもいいです。日頃の主食選びにも少しこだわってみるといいかもしれません。 これからも健康的にダイエット頑張っていきましょう!!