みなさんこんにちは!
エステティシャン兼栄養士の古関です。
日差しの強い日が多くなってきましたね。日焼け対策は万全でしょうか。
日焼け止めや日傘等で日頃から日焼けしないよう注意されている方が多いかと思いますが、ついつい対策を忘れてしまったり、長時間外にいて対処が追いつかなかったりする時もありますよね。
そもそも日焼けしないのが一番だけど、もし日焼けしてしまったときはどうしたらいいの?という方のために今回は対処法をご紹介していきます!
日焼けした肌で起こっていること
紫外線は一種類ではない
太陽光から出ている光には赤外線、可視光線、紫外線とありますが、日焼けに関連しているのがみなさんもご存知の通り紫外線です。
紫外線には波長の違いで3種類に分けられ、それぞれUV-A、UV-B、UV-Cといいます。
UV-A(紫外線A派)は肌に当たるとメラニンの生成が進み、色素が沈着します。
赤くならずに黒くなる日焼けはこのUV-Aが関係しています。
シミやそばかすの原因になるだけでなく、肌のコラーゲンやエラスチンを破壊することによりシワやたるみにも繋がります。
UV-B(紫外線B派)は浴びると赤くなってしまいます。皮膚が火傷したような状態になりヒリヒリとした痛みがあります。
こういった皮膚細胞やDNAの損傷は皮膚ガンの原因にもなり得るといわれています。
ちなみにUV-C(紫外線C派)はオゾン層で吸収される、地上には届かない紫外線になります。
日焼けした肌は色素の沈着や皮膚の腫れ、ひどくなると炎症が水ぶくれになってしまうこともあります。
一時的に肌のバリア機能が低下するため、普段より外的刺激に対し敏感になる側面もあります。
日焼け後の肌ケア方法
とにかくしっかり冷やす!
日焼けをした後のケアは早めに行うのが肝心。
色素沈着が始まるまでの72時間を目安にしっかりとケアしていきましょう!
前述の通り、日焼けした肌というのは軽いやけどを負った状態。
しっかりと冷やして、肌をクールダウンしていくことが重要です。
保冷剤を包んだタオルを日焼けした箇所に当てたり、濡れタオルを冷やしたものなどで肌を優しく冷やしていきましょう。
日焼け後「早くケアしなきゃ!」と思ってすぐスキンケアを塗ってしまいがちですが、まずはしっかり肌を冷やしてほてりが冷めてから次のステップに進みましょう。
水分にフォーカスしたスキンケアを
紫外線により肌が乾燥した状態になっている日焼け後には、水分をたっぷり取り戻してあげなければなりません。
まず洗顔。日焼け後の敏感な肌に摩擦はNG。ゴシゴシと洗ってしまうと、余分な水分までも取ってしまう原因になります。
日焼け後の肌はいつも以上に優しく、摩擦をかけずソフトタッチで洗う事を心がけて。
クレンジングはミルクタイプやシートよりもオイルやジェルの方が摩擦をかけずに使うことができます。
そして化粧水やシートパックでたっぷりと水分ケアをします。化粧水はいつもより量を多めに、重ねて付けることを心掛けてみましょう。シミやそばかすの生成を防いでくれる美白成分入りのものを使うとなお良いです。
美白成分は様々ありますが、代表的なのはトラネキサム酸。また、ビタミンCも美白に効果が期待できますので日頃のスキンケアから取り入れていくのがオススメです。
たっぷりと水分を入れ込んだ後は乳液やクリームで水分が蒸発しないように蓋をしてあげましょう。
しっかりと保湿された肌はターンオーバーが整い、肌の生まれ変わりがスムーズになります。
肌の炎症が治まった後も、コツコツ継続していくことで綺麗な肌へ生まれ変わることができますよ。
まとめ
夏のレジャーを思いっきり楽しむためにも日焼けの対策とアフターケアはしっかりしたいところ。
今回はアフターケアについてご紹介していきましたが、もちろん日焼けしないためのケアも重要です。
日焼け止めはSPFやPAの数値を見て選ぶように。それぞれSPFはUV-B、PAはUV-Aを防ぐ効果が数値化されています。お出かけ先に合わせて適したものを選ぶようにしましょう。
また、日焼け止めは効果を持続させるために2〜3時間ごとに塗り直す必要があります。お化粧の上からもつけられるような、UVカット効果入りのフェイスパウダーなども登場していますので、ぜひ活用してみてください。
日差しの強い日でなくても肌は紫外線のダメージを受けています。
日焼け止めは季節問わず付け、スキンケアも継続して行うことが美肌へのカギです。
最近は美白効果のあるサプリメントも登場しています。手頃に美白ケアができるアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。