こんにちは。
エステティシャン兼栄養士の古関です。
今回はクリニックやサロンで行うことができる3種類の脱毛について、それぞれの特徴をまとめていきます。
これから夏に向けて脱毛を考えている方も多いのではないでしょうか。
脱毛は時間もお金もかかります。
せっかくなら今のあなたにどの脱毛方法が適しているのかを知って一番効果の出る、目的に合った脱毛を選びましょう。
脱毛はどの器官をターゲットにしてるかで分けられる
多くのクリニックやサロンで行うことができる脱毛。
それぞれいろいろな脱毛方法を謳っていますが、使う機械の種類が違うだけで脱毛の仕組みは同じであることも多いです。
では各社の脱毛方法で大きな違いとなる部分はどこかというと「レーザーの種類」と「照射方式」。
「レーザーの種類」はアレキサンドライト、ダイオード、ヤグなどがあり、それぞれ波長の長さが異なります。
波長の長さによって、肌のどこまで届くかが変わってくるため、根太くしぶとい毛根にはヤグレーザーのような長い波長を持つレーザーが適しています。
「照射方式」は熱破壊式と蓄熱式の脱毛があります。
このふたつは、肌構造のうちどの部分にアプローチをかけるかが変わってきます。どちらも、最終的に脱毛を目指すことは同じですが特色が異なるため、それぞれにメリットデメリットがあります。
以下の部分ではこの二つの違いについて紹介していきます。
熱破壊式（HR）脱毛
熱破壊式の脱毛方法は高出力のレーザーを１発当てる脱毛方法です。
毛根である、毛乳頭や毛母細胞にアプローチをかけるため毛根を直接破壊する脱毛方法になります。
なおこの毛根を破壊する行為は、医療機関以外では禁止されているためエステサロンなどでは光（IPL）脱毛で毛根にダメージを与えるまでとなります。
黒い色素に反応させるため、今生えてる毛が抜けていきます。そのため完全に脱毛するためには、毛周期に合わせて繰り返しレーザーをあてる必要があります。
メリット
・脱毛効果が高い
・短期間で効果が得られる
・毛根が強く抜けにくい毛にもダメージを与えることができる
デメリット
・痛みが大きい（クリニックによっては麻酔有り）
・硬毛化のリスクがある
・黒い毛以外には反応が悪い
蓄熱式（SHR）脱毛
蓄熱式脱毛は、熱破壊式に比べ低出力のレーザーを連続で照射していく方法になります。
毛穴の入り口付近にあるバルジ領域という器官がターゲットとなっており、このバルジ領域は毛根に栄養を送る役割を果たしています。
そのためバルジ領域にダメージを与えることで毛をなくしていくことができるというわけです。
弱いレーザーを連続照射していくため痛みが弱く、肌へのダメージも最小限で抑えられます。肌があまり強くない方や、痛みへの不安がある方は熱破壊式脱毛よりも蓄熱式脱毛の方が気軽に行うことができます。
メリット
・痛みが少ない
・トラブル（硬毛化や毛嚢炎）のリスクが少ない
・金髪や白髪、日焼け肌にも脱毛できる
デメリット
・脱毛が完了するまでには時間がかかる
・脱毛効果が熱破壊式よりも弱く感じる
ワックス脱毛
上記二つは脱毛の機械を当ててから、実際に毛が抜けるまではそれぞれある程度時間がかかります。
それに対し、ワックス脱毛は今ある毛を根こそぎ取ることができるため、即効性のある脱毛方法です。
もちろん毛が生えてこなくなる処理を施すわけではないので一時的な脱毛とはなりますが、ムダ毛処理のお悩みとなるチクチク感やポツポツと毛の断面が見えてしまう問題から解放されます。
加えて美肌効果もあるため海やプールに行く前や、結婚式など大切な用事の前にもおすすめの脱毛方法です。
セルフでも行うことができますが、最初はサロンで行ってもらった方が痛みも少なく肌へのダメージも最小限に抑えられますよ。
メリット
・脱毛後の仕上がりが綺麗
・肌の古い角質や毛穴に溜まった汚れも一緒に除去できる
・脱毛前の自己処理（シェービング）が必要ない
デメリット
・今ある毛を抜くだけなので再び生えてくる
・毛が密集している場所は痛みが強い
・脱毛をするためにある程度毛を伸ばす必要がある
まとめ
今回はクリニックやサロンで受けられる脱毛について、それぞれの違いをご紹介いたしました。
メリットデメリットを見て、今の自分に合った脱毛方法を選択しましょう。場合によっては部位別で脱毛方法を分けてみるのも。ひとつの手かもしれません。
どの脱毛方法を選んだとしても、日頃のセルフケアが大切になってきます。
保湿をしっかりすることや、日焼け対策を徹底することなど、せっかくお金や時間をかけて脱毛をするので正しいケアで綺麗なお肌を保っていきましょうね。
