皆さんこんにちは!
bonita編集部、パーソナルトレーナーの櫻井です!
近年様々なダイエット方法が注目されていますね。糖質制限、脂質制限、オートファジー、HIITなど…
今回注目したのは「ピラティス」
私がトレーニング指導をする中にも「最近ダイエットのためにピラティス始めたんですよ〜」って方たまにいらっしゃいます。
多くお客様を見てきてピラティスで痩せた方はもちろんいらっしゃいますし「ピラティスやっているのに全然痩せない」という人もちらほら。
さらには、「ヨガとピラティスって何が違うんですか?」という質問も多くいただきます。
今回はピラティスのダイエット効果について徹底解説していきましょう!
ピラティスとは。
ピラティスの発案者
ピラティスとは…
ドイツ人看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズなんです。
人間の体には「インナーマッスルとアウターマッスル」が存在しますが、
体の深層部に位置する「インナーマッスル」を強化することにより、体全体のバランスを整えます。
そうすることで、背筋が伸びた美しい姿勢、しなやかで自由自在に動く体など、多くのメリットを作り出します。
ジョセフは自身のメソッドを「コントロロジー」と名付けており、単なるエクササイズとは違う
「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と呼んでいたそうです!
そんな前からピラティスは存在していたんですね。
ここからは具体的な効果やヨガとの違いについて見ていきましょう。
ピラティスの効果
Pilates Method Allianceが定義するピラティス
「身体のストレッチ、筋力強化、そしてバランス強化を目的としてデザインされたエクササイズと身体の動作法である」
このように定義されています。
エクササイズを実践することで、理想的な姿勢と動作を学ぶことができる。
それによって慢性的な痛みの改善や障害の予防、運動パフォーマンスの向上からリハビリテーションまでを可能とする。
さらにその正しい運動パターンを体に癖をつけることにより、生活の質にまで広い範囲で影響を与える。
つまりダイエット効果もあるし、肩こりや腰痛などの不定愁訴へのアプローチが可能なのです!
最近ではリハビリテーションを目的としてピラティスを指導したり実践したりする人が増えていて、ピラティスを導入することによって大幅なリハビリ時間の短縮、機能改善、怪我の早期発見と予防ができることで話題にもなっているんですよ!
さらには、フィットネス関係者のみならず多くの医療従事者がピラティス指導者資格コースに参加し、様々な施設で活用されているみたいです。
まさに万能エクササイズですね!
ピラティスで得られる身体的効果
1. 骨歪み改善
いつも同じ手でバッグを持ったり無意識に足を組んだりすることで、知らずしらずのうちに骨盤は歪んでいます。
骨盤が歪むことによって、血行不良による冷えや痛みの原因になることもあります。
ピラティスによりインナーマッスルを鍛えることで、骨盤の歪みを正常な位置に戻し、冷え性の緩和、便秘やむくみを改善する効果などが期待できます!
2. 姿勢改善、肩こり解消
ピラティスでは、筋肉の歪みや筋力差を調整することができるので、姿勢改善も期待できます。
正しい姿勢を身に付けることは、肩こりの解消や腰痛の改善にもつながります。デスクワークが多く、猫背になりがちだったり、
立ち仕事が多く片方に重心をかけていたりすることで、正しい姿勢を保つためのバランスが崩れてしまいます。
背骨は、緩やかなS字カーブを描いているのが理想の姿勢です。ピラティスで正しい姿勢に必要な筋肉を鍛えるのと同時に、
胸の前の筋肉を広げたり背筋を伸ばしたりできるので日頃の疲れを改善するストレッチ効果もあります。
3. ストレス軽減
ピラティスは呼吸を意識的に行います。
副交感神経に働きかける腹式呼吸でリラックス効果が期待できるヨガと異なり、ピラティスは胸式呼吸で行うため、
交感神経に働きかけ、体を活性化させる効果があります。
そうすることでネガティブな要素が取り除かれストレスの発散につながります。
4. ダイエット効果
インナーマッスルを鍛えることで体が引き締まり、筋肉量が増えて新陳代謝が上がります。
そのため、継続することでやせやすく太りにくい体へと変化します。
ヨガとピラティスの違いとは
先ほどは「ピラティスの効果」を解説しました。
ではヨガとピラティスは何が違うのか。
解説していきましょう!
起源が異なる
ピラティスの起源については冒頭にお話ししましたが、ピラティスとヨガは起源が異なります。
ヨガは約4500年前の古代インドで、仏教やヒンドゥー教の修行のひとつとして始まったことが起源です。
呼吸法や瞑想で心と身体を結び付け、心身を安定した状態にすることが目的。
その中から呼吸法とポーズに重点を置き、リラックスしながら心身を整えるためのものとして、現在のヨガの形ができました。
呼吸法の違い
ピラティスはマットの上で運動をしたり、マシンを使ったりしてインナーマッスルを中心に鍛えていくエクササイズです。
呼吸は胸式呼吸で行います。ヨガは腹式呼吸。
インナーマッスルを効率よく鍛えることができますが、インナーマッスルを鍛えることで体幹を強化し、
背骨や骨盤の位置を正しく整えて姿勢の改善を行います。
骨格のゆがみや筋力不足を効果的に解消することができるエクササイズです。
呼吸によって交感神経を活発化させ、心と体を活性化させます。
また、ピラティスは動きながら自分を内観していく「動く瞑想」とも言われています。
一方、ヨガは腹式呼吸を意識しながら、呼吸に合わせてさまざまなポーズで静止します。
ゆっくりと動いてポーズをキープする、腹式呼吸を意識することで瞑想の状態を作り出します。
ポーズのキープによってストレッチの効果を得るとともに、腹式呼吸で副交感神経を活発化させてリラックスやストレス解消の効果も。
どちらも呼吸と運動を組み合わせながらも、ピラティスはボディメイクやトレーニングを、
ヨガは心の安定を、より効果的に実現することが目的となっています。
目的によって使い分ける
ピラティスがオススメな人
・身体を健康的に鍛えたい
・運動不足の解消
・ボディラインを整えたい
・姿勢のゆがみを整えたい
・ダイエットした
ヨガがオススメな人
瞑想法や呼吸法に興味がある
リラックス効果を得たい
ダイエットしたい
運動は初心者だけど身体を動かしたい
身体と一緒に心のバランスを整えたい
まとめ
ピラティスは、インナーマッスルを鍛えてボディラインや姿勢を整えるエクササイズ。
ヨガは、ポーズと呼吸法によりリラックスして心と体のバランスを整えるもの。
ピラティスはヨガの要素を取り入れているので、少し似ている部分がありますが、目的やエクササイズの方法、効果には違いがあります。
身体を健康的に鍛えボディラインを整えたい方はピラティス、呼吸や瞑想からリラックス効果を得たい方はヨガと、
目的から選んでみてはいかがでしょうか。
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